かくも幽玄な日常・その後

榊　幽玄

霊能者だけど、霊能力を使う仕事を受ける機会は少ない。震災時に無理をした反動で痩せたまま体が戻ってない。

青瀬　陽

一会郷土資料館の学芸員。北海道出身。お化けは全然平気な人。原発事故にショックを受けて放射能恐怖症になった。

安濃　サダカ

幽玄の勤務先の所長であり兼業トマト農家。人の姿をしているけど中身はそうではないらしい。

一里塚まゆ

地方誌のライター。祖父母は老舗和菓子職人。甘味、とくにあんこが大好き。原発事故後、東京の姉の所に自主避難していたが、ひと月ほどで帰ってきた。

陣内　勉

北海道苫子内高校の国語教師。青瀬学芸員とは大学からの友人。アホみたいに天才だが、めんどくさがりな性格ゆえ才能を発揮する場は少ない。

館長

一会郷土資料館の館長。本来の専門はカエルの生態。実は震災後は、地震・津波のしくみや放射能教育の方面でも活動している。