退職しても元の職場の部下を呼び出して飲み会をやったり、会社とのパイプ役として中小企業に天下りした後、何かと元部下に仕事を押し付ける上司ほど嫌われる人はいません。「〇〇本部長には敵いませんね」などと、元部下は御愛想を言っているが、大抵は「お前の仕事を押し付けるなよ」と心の中で呟いているものです。本来なら取引すらできないような商品でも付き合いで仕入れることで元上司は天下り先で大きな顔ができる。そのうち担当者が変わったとか理由をつけて断ります。天下り先も心得ていて数年でお払い箱です。退職金は受け取った方はもう会社との縁が切れることへの手切金と思っていた方が、後年を汚すことが少なくなると思いますよ。