全米で話題になった、「ハーバード生は羊の群れ」であると看破した「エクセレント・シープ」要はエリート教育で、クラスや成績、学校、他者との比較にこだわりを見せるが、その原動力は、親や周りの強いプレッシャーに追い立てられてベルトコンベヤーの上に乗っかっているだけで、人生においてリスク回避的で没個性で将来のキャリアにしか関心がない優れた羊がエリートとして生産されているだけという問題を指摘した本です。日本のサラリーマンも自身の未来や人生を賭けて達成したり夢などを真剣に考えていない点では優秀ですらない単なる羊と言えるのかも知れません。優秀な羊は金儲けはできるだけ、労働者の羊よりマシかも知れませんが。