近年役員報酬は鰻登りです。彼らの億を超える年俸は、部長クラスが1年間死ぬきで働いても1月分にも満たない額です。新入社員の年収なんて、彼らの10日分にも届かないでしょう。人的資本経営ということで、社員に「いつも業務に尽力いただきありがとうございます」などとコメントを発信する社長などもいますが、まるで支配者層が労働者に貢いでいるようなそんな感覚になる程、格差が見える化してきました。叩き上げの社長で「みんなで会社を良くしよう！」というタイプが減り、経営のプロとして横入りで高収益を得る社長が出てきたからなのかも知れません。戦前のように社長の月給で国宝が３つ買えると揶揄される時代に逆戻りしそうですね。